今治城
いまばりじょう
今治城とは
今治城は、愛媛県今治市にある城跡です。別名を吹揚城ともいいます。
瀬戸内海に面した海岸に築かれた今治城は、広大な堀や国内最大級の船入を備えた日本屈指の海城でした。
明治維新後に建造物の多くが取り壊されたため、内堀と中心部の石垣を残すのみでしたが、1980(昭和55)年以降に進められた再建により雄大な城郭の姿を見せています。
観どころ
天守
現在の天守は1980(昭和55)年に再建された模擬天守です。
創建時の天守は本丸の中央付近にあり、史上初の層塔型天守でしたが、1610(慶長15)年に丹波亀山城に移築されたといわれています。
現在の天守は丹波亀山城をモデルに、本丸北隅櫓跡に望楼型で再建されたもので、歴史資料館と自然博物館となっています。
最上階の展望台からは、来島海峡大橋・燧灘・石鎚連峰・市街地などを一望できます。
鉄御門
鉄御門は、扉や柱に貼られた鉄板に由来する名称で、格式の高い城にしかない城門です。
2007(平成19)年に、隣接する多聞櫓や武具櫓とともに復元されました。
忠実に基づいた再建が行われており、その内部を見学することができます。
武具櫓
武具櫓は二の丸北隅に位置する二重櫓で、多聞櫓と接続しています。
多聞櫓
多聞櫓は、天守や城門などの建物同士を繋ぐ位置にある長屋造の櫓です。
内部は自然科学館となっており、魚貝類標本・鳥類の剥製・鉱石、その他自然科学資料が展示されています。
御金櫓
御金櫓は二の丸東隅の二重櫓で、金蔵の役割を果たしていました。
1985(昭和60)年に再建され、内部は郷土出身作家による現代美術館となっています。
山里櫓
山里櫓は二の丸北西隅の二重櫓で、城内の庭園「山里」の方向に位置していることが由来の名称です。
1990(平成2)年に再建され、内部には武具や古美術品が展示されています。
交通アクセス
鉄道利用
特急停車駅のJR予讃線「今治駅」が最寄り駅です。
■駅から徒歩
搦手(裏口)までは24分(約1.4km)、大手(表口)までは30分(約1.8km)。
■駅からバス
「今治駅前」バス停から「今治営業所行き」の「せとうちバス」に乗車し「今治城前」で下車。
複数路線が乗り入れて、今治営業所行きのバスに乗車すれば全て今治城前を経由します。
所要時間は9分。運賃は200円(小児100円)です。
自家用車・レンタカー利用
■松山空港から
松山自動車道(有料)と今治小松自動車道(有料)を経由して1時間~1時間30分(約66km)
■今治北ICから
料金所通過後9分~18分(約5.8km)
周辺地図
基本情報
名称 | 今治城(いまばりじょう) | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
所在地 | 〒794-0036 愛媛県今治市通町3-1-3 | ||||||||||||
観覧料金 |
| ||||||||||||
営業時間 | 9:00~17:00 | ||||||||||||
定休日 |
| ||||||||||||
駐車場 | 56台(1時間/100円) | ||||||||||||
電話番号 | ■今治城管理事務所 0898-31-9233 | ||||||||||||
関連サイト |
■今治城(今治市文化振興課) https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/imabarijo/ ■今治城(公益社団法人今治地方観光協会) https://www.oideya.gr.jp/spot-c/imabarijo/ | ||||||||||||
関連SNS | ■Twitter(X) @imabari_castle |
関連タグ
情報の取り扱いについては細心の注意を払っておりますが、掲載されている情報の正確性については一切保証しません。必ずご自身で一次情報をご確認ください。